京都市山科区の中臣保育園の園児が１７日、地域の伝統野菜である山科なすや山科とうがらしなどの苗を園近くの畑に植えた。子どもたちは歓声を上げ、手や服を泥だらけにしながら土に触れ合った。

伝統野菜に親しむともに、野菜を育てる楽しさや苦労、季節感を伝えようと「山科伝統野菜研究会」の渡邉幸浩さん（３８）の指導で初めて行った。トウモロコシや枝豆、トマト、カボチャの苗も用意され、４、５歳児４３人が慣れない手つきで懸命に土を掘り返して植え付けた。水をやる際には「大きくなれ！」と声を掛けていた。

渡邉さんは「地域に愛着を持ち、おいしい野菜を味わってほしい」と話し、園児は夏場の収穫を心待ちにしていた。

出典：京都新聞

紳士服大手が業績を伸ばしている。福島第１原発事故後の節電意識の高まりを受け、クールビズやウォームビズ商戦が活況で、既存店の売り上げが堅調に推移した。各社は今夏もクールビズ関連商品の需要は高いと予想。品ぞろえを強化し、売り上げ拡大を図りたい考えだ。

２０１２年３月期連結決算が増収増益だったＡＯＫＩホールディングス（横浜市都筑区）。売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも過去最高を記録した。

好調を下支えした一つはファッション事業だ。クールビズ商戦などに注力した結果、既存店売上高が前期比５・１％増。同事業全体の売上高は９４２億５２００万円（前期比９・４％増）、営業利益は99億８２００万円（同25・０％増）と、大幅増益となった。

「これまで家電製品や車へ投じていたお金が、ビジネススーツなどに回るようになってきた。客単価も上がっており、消費の強い動きを感じる」と田村春生副社長は話す。

２０１３年３月期もスーツを核に、クールビズ関連などの品ぞろえを拡充する方針。同事業の営業利益は１０３億円（同３・２％増）を見込む。

青山商事（広島県福山市）の12年３月期連結決算も増収増益。営業利益は１８２億７３００万円（同34・８％増）と、やはり大幅増益となった。

中でも紳士服事業は好調で売上高１６９１億５００万円（同３・８％増）、営業利益１６７億９１００万円（同30・３％増）。クールビズやウォームビズ商戦の盛り上がりに加え、若者をターゲットにした機能性スーツの投入で顧客幅が拡大。スーツ事業の既存店売上高は同２・５％増えた。

コナカ（横浜市戸塚区）の12年９月期中間決算も増収増益。就職活動やフレッシャーズ商戦で10～20代顧客の取り込みに成功したことなどにより、ファッション事業の既存店売上高は同３％増えた。今夏のクールビズ商戦では、ベルトやハンカチなどの小物からスーツまで幅広い商品展開で、需要喚起を図る。

通期の連結業績は増収増益の予想。上期が好調だったことを受け、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも上方修正している。

出典：カナロコ

MUSE＆Co.（以下、ミューズコー）は、女性のためのファッションに特化したオンラインファミリーセールサイトを5月16日にオープンする。このサイトオープンを記念して、ゲストにタレントの井上和香さんを迎え、自身がコーディネイトした洋服の披露や、普段の洋服選びなどについて語ってもらった。

「ミューズになりたいと願う女性をサポートすることを理念に掲げ、女性ファッションに特化したサイトをオープンする」と、ミューズコーの久保裕丈社長。「現在、ファッション業界は大きく落ち込んでいる。この背景には、人口の減少や支出の抑制のみならず、ファストファッションの台頭による単価の下落などが考えられる。こうした日本のファッション業界を再び活力ある市場に転換すべく、当社ではブランドと消費者をつなげる機会を創出していく」と、ファッション業界に新風を吹き込みたいとのこと。

「ミューズコーは会員制のサイトで、バイヤーが厳選したブランドを紹介。ブランドの販売は期間限定で行う。また、消費者が初めて出会うブランドを手軽に試してもらえるように、セール価格で提供する。さらに、単品売りではなく、トータルコーディネイトで提案する」と、同社のサービス概要を説明した。「今後は、ミューズコーでしか手に入らない商品の強化を行うことで、ブランドの販売機会の創出やファンの向上に努めていく」と、決意を露わにした。

そして、ミューズコーのサイトオープンを記念して、タレントの井上和香さんが、ミューズコーでコーディネイトした服を身にまとい登場した。「この服のテーマは、夏のリゾートパーティ。結婚式の二次会などにも最適な洋服を選んでみた」と、さわやかな服をチョイスしたという井上さん。現在身につけている洋服すべてあわせて1万9000円であることを聞くと、「歩いていろいろなお店を周り、体力を使って安い洋服を見つけなければいけないのに、家にいながらにして格安で購入できるのは、本当にうれしい」と、手軽に安く買えるミューズコーに興味津々の様子だった。

今回、井上さん自らコーディネイトした洋服も2パターン披露。「オン、オフどちらでも着用することができるコーディネイトを目指した」という洋服は、シックでありながらもベルトなどでゴージャスな雰囲気を感じられるものを選択。「この洋服を着て、ディナーを楽しんだり、原宿のカフェでくつろぐなどの様々な活用が可能だと思う」と、どんなシチュエーションにも合うと説明した。ちなみに、トータルの価格は2万7000円程度とのこと。続いてのコーディネイトは、「男女から好感が得られるコーディネイトを目指した」という洋服。肩が露出して、男性をドキッとさせながらも、女性からはかっこよく見られそうな印象にまとまっていた。「休日にデートや女友達とのショッピングの際に活用して欲しい」と話していた。

最後に井上さんは、「ミューズコーは、24時間お気に入りの洋服を見つけることができるサイトになっている。今まで挑戦したことがないブランドは、周りに人がいると買いづらいと感じてしまうもの。1人でこっそりオシャレを楽しむのに最適なサイトになっているので、ぜひ活用して欲しい」と、ミューズコーの魅力を存分にアピールした。

出典：マイライフ手帳＠ニュース

夏場の節電に向けたノーネクタイなどの軽装「クールビズ」のファッションショーが１５日、仙台市青葉区の仙台三越本館の紳士服売り場であった。

従業員ら男女約２０人がモデルとなり、紳士向けを中心に「ビジネス」や「リゾート」など六つの場面に分けて商品を紹介。吸湿性のあるジャケットや裏面の肌触りが快適なパンツのほか、ステテコ、浴衣なども披露された。

買い物途中に立ち寄った主婦は「主人や娘にもよさそう。ただ、中年女性向けも紹介してくれるともっと良かった」と話していた。

仙台三越によると、昨年の紳士向けクールビズ関連商品の売り上げは２０１０年比で約１０％増。同社は「東日本大震災後の節電意識の高まりで、商品が増えている。ことしは１０年比で３０％増を見込んでいる」としている。

出典：河北新報